無限の空漠

私たちにとって、世界は未知を宿した存在の繭である。あらゆる人間と出来事は繭糸であり、常に出会っては離れている。蟻たちが無限大に増築される真白な大伽藍の上で歩き、話し、踊っているように。あらゆる繭糸は無限を宿して輝いている。それは無限の空漠である。

© 2018 Roy Taro